スーファミ互換機 SupaBoy SFCをIPS液晶化
HYPERKINから出ているスーパーファミコン互換機”SupaBoy SFC”の液晶画面をIPS液晶化した。
前回の記事でもお伝えした通り、前回はAliExpressで売っている比較的注文数が多くて評判の良さそうなTN液晶を購入して取り付けたが、今回は同じくAliExpressで買える商品の中から前回のTN液晶よりも視野角が広く、色の再現性も高いIPS液晶を購入して取り付けることにした。
SupaBoy Sに最初から付いている液晶画面の品質を知っている人は、このサムネイル画像を見た時点で既にその違いがお分かり頂けるかと思う。もちろん、このサムネイル画像は背景以外は一切加工もしておらず、輝度やコントラストや色合いの調整等も一切していない。
液晶画面の交換方法や、液晶モジュールを購入する際の確認事項などは前回の記事をご参照頂きたい。
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購入したもの
商品ページのCOLORを選ぶ欄で”500 TN LCD”や”1600 IPS LCD”といった選択肢があるが、この最初の数字は画面の明るさ、真ん中は液晶パネルの駆動方式がIPSかTNかを示しているようだ。
今回は最上位モデルの”1600 IPS LCD”を購入することにした。
今回は上記の商品を購入したが、前回の記事にも書いた条件さえ確認していれば基本的にはどれを購入しても構わないだろう。
初期液晶、TN液晶、IPS液晶の比較
下記の写真は各アングルごとに初期液晶、TN液晶、IPS液晶の順に並んでいる。
撮影時のF値、シャッタースピード、ISO感度の設定はすべて同じにして、構図も極力同じようになるように撮影した。
IPS液晶は前回取り付けたTN液晶と比較しても色の発色が良く、輝度も高いので反射も少なく、視野角も格段に広くなり、初期液晶と比較するとその差は歴然だ。
輝度があがった影響か、SupaBoy特有の画面のにじんだような感じもかなり軽減されている印象を受けた。初期液晶からTN液晶に交換したときよりも、TN液晶からIPS液晶にしたときの方が感動が大きく、こうして見比べてみると如何に初期の液晶が酷かったかがよくわかる。
SupaBoyをレビューしている人の中には画面が綺麗だと褒めている人を見かけるが、正直に申し上げるとスマホの綺麗な画面に慣れてしまった現代人がこの初期液晶を見て画面が綺麗という印象を受けるとは到底思えない。
これはあくまで推測だが、もしかすると同じSupaBoy Sシリーズでも、初期ロットと後期ロットで液晶の種類が違うのかもしれない。最初はSupaBoy SFCの液晶だけが品質の低いものを選んでいるのかとも思ったが、SupaBoy SFCとSupaBoy BLACK GOLDの両方を持っているYouTuberの方が、本体の色以外はすべて同じだと発言しているのを見かけたので、もしかするとSupaBoy Sシリーズの初期ロットだけが品質の低い液晶を使っているのかもしれない。
初期の液晶画面に不満がある人は取り付け方も簡単で値段も送料込みで2300円程度と安価なIPS液晶化をおすすめする。