「CAPCOM VS. 手塚治虫 1期」公式情報まとめ、来館の感想
2023年夏、手塚治虫記念館(兵庫県宝塚市)で開催されている企画展「テヅカプ」こと「テヅカプファイティングユニバース CAPCOM VS. 手塚治虫CHARACTERS」の第1期に行って来た。
事前の情報収集をする際、公式情報がカプコン側、手塚治虫側、更には会場の「手塚治虫記念館」を運営する宝塚市など複数箇所から発信されているため、主な公式サイトのリンク集を掲載しておく。
手っ取り早く公式情報を知りたい人は、こちらのリンクから各情報を確認しておくと良いだろう。
公式情報リンク集
手塚治虫記念館 公式サイト
イベント概要、展示概要、会場アクセス情報など
手塚治虫 公式サイト
ミュージアムショップで販売されているグッズ情報など(関連情報の欄)
CAPCOM OFFICIAL/ARTWORKS 公式Twitter
会場の様子、入場特典、スタッフの呟きなど
イベント概要
【内容】
イラストや資料などの展示、グッズ販売、入場特典の配布など
【会場】
手塚治虫記念館(兵庫県宝塚市)
【期間】
2023年の6/30~10/29の期間で1期~3期で分かれており、7/7現在告知されている公式情報によると、各期ごとで一部展示物と入場特典が異なるようだ。
1期: 6/30(金) ~ 8/7(月)
2期: 8/8(火)~ 9/10(日)
3期: 9/12(火) ~ 10/29(日)
【入場料】
700円
【入場特典】
グリーンハウス特製ストリートファイターのキャラクターたちが描かれたオリジナルホログラムシール
来館の感想
本企画展の展示内容は大きく4つのゾーンで構成されている。
4つの各ゾーンごとの展示概要は前述の手塚治虫記念館 公式サイトにまとめられており、会場や展示物の画像などはCAPCOM OFFICIAL/ARTWORKS 公式Twitterでも発信されているので、そちらも併せて参照して頂ければと思う。
ゾーン3ではカプコンキャラクターと手塚治虫キャラクターのコラボイラストや、手塚治虫氏の直筆原稿が展示されている。カプコンからは西村キヌ、あきまん、ベンガス氏などを筆頭に数多くの原画イラストが展示されていた。2022年に開催された「俺より強いやつらの世界展」の大阪会場と北九州会場で実施された、あきまん氏のライブドローイングで描かれたリュウとキャミィも展示されていた。当時、ライブドローイングに参加してまだ完成した姿を見れていなかった人はここで大阪・北九州の2作品の現物をまとめて拝むことができる。
ゾーン4では全3期の各期間ごとに展示物の入れ替えを行っており、こちらのゾーンのみが動画、静止画ともに一切の撮影が禁止になっている。1期の展示物はスト3、サイバーボッツ、スターグラディエイター、ジャスティス学園の下絵や企画書がなどが展示されていた。スペースの広さや展示物の内容から言って、個人的にはこのゾーン4が最も見応えがあった。
ネタバレになってしまうため詳細は伏せるが、個人的に面白いと思ったのは、スト3の開発当時の資料でスト3の企画に際して社内で「スト3を作るならどんなゲームが良いと思うか?」といった主旨のアンケートを取った際のアンケート用紙が大量に展示されていて、当時のスト2ブームの中で当時のカプコン社員がどういう考えを持っていたかや、その時のアイデアがスト3やその後の作品にどのようにして活かされきたかなどが垣間見れてとても見応えがあった。
また、今回はストリートファイターシリーズに限らず、比較的マイナーなサイバーボッツやジャスティス学園シリーズ等にもかなりのスペースを割いていて、特にジャスティス学園に関しては展示資料、グッズ、描き下ろしイラスト、会場のグランドフロア入口に設置されていた風間あきらの巨大パネルなど、過去に例を見ない力の入れように感じた。
尚、この記事の執筆時点で2期と3期の詳細はまだ発表されいないが、続報を知りたい場合はCAPCOM OFFICIAL/ARTWORKS 公式Twitterのアカウントをフォローして通知をONにしておくのが一番確実な方法だろう。