ゲームボーイカラーIPS液晶化のすすめ
AliExpressで購入したゲームボーイカラー(以下GBC)用のIPS液晶化キットがめちゃ良かったので、自慢も含めて紹介をしたいと思います。キットの取り付け方法等に関しては、商品ページに詳しく掲載されていますので割愛させて頂きます。
購入したもの
- GBC用IPS液晶化キット(4,010円)
- GBC用ハウジングシェル(1,778円)
今回購入したものは以上の2点で、価格はすべて購入当時のものです。コロナ禍での注文でしたが、コロナ以前と変わらず注文から約1ヶ月ほどで到着しました。
GBC用IPS液晶化キットには、いくつか似たような商品が存在しますが、こちらの商品は所謂v3(バージョン3)となっています。v3とv2の違いは、液晶のサイズがv2は2.2インチなのに対して、v3は2.3インチになっています。元々、オリジナルのGBCの液晶サイズは2.3インチとなっており、v2だとかなり小さい印象を受けるので、v2よりも数百円ほど値段は高くなりますが僕はこのv3をおすすめします。今回は、AliExpressに売られているv3キットで一番注文数が多いものを購入しました。一回り小さい2.2インチでもいいから少しでも安く済ませたいという方は、こちらから購入できます。
GBC用ハウジングシェルに関しては、Instagramで海外勢の方々が真っ白のGBCの写真を上げているのを見て羨ましくなって、今回一緒に購入しちゃいました。もちろん、IPS液晶化がしたいだけなのであれば買う必要はありません。
GBC本体は、小学校の時にXmasプレゼントでパパに買って貰った思い出の一品を使っています。因みにこの時、パパには事前にGBCが欲しいと伝えておいて、後日パパがGBCを購入したのを確認した後に「そういえば今年もサンタさん来てくれるかな?サンタさんにはたまごっちのオスっちメスっちをお願いしよかな!」と伝えておき、ダメ押しで何日も前に靴下を用意して枕元に設置してパパとサンタさん両方からプレゼントを貰おうと画策したのを憶えています。案の定、24日の夜にはパパからGBCを貰い、翌朝になると靴下の中にはしっかりオスっちメスっちも入っていました。その時に手に入れたのが今回使うGBCで、オスっちメスっちのたまごっちに関しても今でもちゃんと手元に残っています。
完成品外観レビュー
真っ白でとても清潔感のある見た目になりました。
質感はどちらかと言えばツルツルというよりザラザラした感じがして、安っぽい感じはしません。目立ったバリ残りなどもありません。ボタンについても、押した時の感触がカチッカチッとしていてオリジナルのボタンよりも遥かに押しやすいです。
このハウジングシェルに関してはあまり下調べをせずに購入しましたが、値段の割にとてもクオリティが高くかなり満足しています。カセットはポケットモンスター クリスタルバージョンが入っています。
IPS液晶レビュー
見た目はゲームボーイなのに、画面は最新スマホかと思うくらい綺麗になりました。例えるなら、PCで動いているエミュレータの画面をそのままゲームボーイ本体にはめ込んだかのような美しさです。
写真で見ると少しノイズのようなものが映っているように見えますが、肉眼で見るとノイズや走査線や画面のにじみ等はまったくありません。視野角も広く、どの角度から見ても輝度変化はほとんど感じません。
また、このキットにはタッチボタンセンサーがついていて、IPS液晶取り付け時にこのセンサーをハウジングシェルの内側に付属の両面テープで固定することで、センサーを取り付けた部分を指でタッチすると画面の輝度を調整したり、画面の色を切り替えることができるようになっています。
画面の輝度を上げれば、明るい太陽光の下でもくっきり綺麗に映っています。輝度は9段階で調整できるようになっています。調整ボタンは本体左上の赤外線ポートがある位置に取り付けました。この場合、赤外線ポートが塞がれているので赤外線通信はできません。赤外線ポートを塞ぎたくない人はどこか別の場所に取り付けましょう。
画面の色は従来のフルカラーに加えて、白黒、黄色、ピンク?、赤、青、紫、緑の合計8色のモードに切り替えることができます。白黒はゲームボーイポケット風、黄色は初代ゲームボーイ風な色合いでかなりクールです。色の切り替えボタンは本体右上の位置に取り付けました。
画面も綺麗、取り付けも簡単でオススメ
画面の綺麗さも文句なし、輝度調整や色切り替えの機能もあり、取り付けに関してもハンダ作業も一切不要でとても満足しています。これよりも画面がもう一回り大きいv4キットもありますが、こちらはオリジナルのGBCよりも画面が大きいため外観的に不自然な印象を受けるので、僕はオリジナルと同じサイズのこのv3キットを強くオススメします。
唯一の気になる点は、寝転びながらゲームをしていると、本体が軽くどこかにぶつかった衝撃で画面の色切り替えボタンが誤作動してしまうことがあるところです。これに関しては僕のタッチセンサーの取り付け方が悪いだけかもしれないので、設置位置などを調整してからまた検証してみたいと思います。
現代ではエミュレータやレトロフリークを筆頭とする高性能な互換機などの登場で、より快適な環境でレトロゲームを遊ぶ方法はたくさんありますが、そんな時代だからこそ敢えて実機でプレイすることに魅力を感じる人も増えており、ゲームボーイ本体の中古市場での価格相場も年々値上がり傾向にあります。
しかし、最新のスマホやゲーム機に慣れてしまった我々現代人からすると、実際にレトロゲームを実機でプレイするとなると色々と不便と感じる点が出てくるのも事実です。
今回紹介したような改造キットを使えば、使わなくなっていた思い出のゲーム機をあの頃の思い出と共に現代に蘇らせることができます。取り付け難易度も低く、小中学校の工作レベルなので、興味のある方は一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
次回は、パパに買って貰ったこの思い出のゲームボーイを持ってどこかへお出かけする記事を書いてみたいと思います。